新しいことを始めよう

知財経営って何?

初めて特許事務所と付き合う際にチェックすべきポイント

特許を取りたい!

 

そう思った時に利用する場所です。

ただ、特許事務所って付き合いのある人は少ないと思います。

法律事務所よりも遠い存在かもしれませんね。

詳しい人もほとんどいません。

 

では、どういった特許事務所(弁理士さん)に頼むといいのでしょうか。

 

そこで、私見ではありますが、最初にチェックすべきポイントを挙げていきます。

基本的にどの事務所であっても、「人」で判断するのが一番だと思います。

ただ、それだとどう選んでいいか分からなくなるので、なんとなくの基準です。

 

1.所員数(少な目がいいかな:~2、30人くらい?)

大きい事務所が良い事務所とは限りません。特許事務所のほとんどは大手企業がクライアントになっているため、中小企業等の知財をあまり良く知らない人に対して慣れていない担当者も少なからずいます。

小さめの事務所の方が、慣れている担当者に当たる確率が高いと思います。

従って、知財の知識があまりない人は小さめの事務所を選ぶといいでしょう。

 

2.相談無料

これはほとんどの事務所がそうだと思いますが、事務所によっては法律相談として相談料を請求する場合があります。それでも構わないという人はそれでいいですが、できれば相談くらいは無料でしてもらいたいなと思うのではないでしょうか。

 

3.説明が丁寧

多くの特許事務所では大手企業がクライアントのため、業界用語が当然のごとく飛び出してきます。慣れている事務所では、言い直したり、用語の説明をしっかりとしてくれます、そういったよく分からない用語を使用した際には、ちゃんと聞いてください。

 

4.HPがしっかりしている

HPが無い事務所は論外です。特許事務所は最先端の技術を扱うところですから、当然、HP程度のことはできていないとダメですね。

 

5.担当者が若い

特許は出願から20年間有効です。また、出願から権利になるまでに、数年かかることもあります。例えば、大ベテランの人が担当になっていると、せっかく権利化できても、他の担当者に変わったり、事務所に管理を移管する必要が出てくる可能性があります。ベテランが良いとはいえ、先を見据えて依頼しましょう。

 

6.技術分野が妥当

特許事務所によって、得意な分野、不得意な分野があります。そのため、最初の打ち合わせの段階で、どの分野が得意で、どういった特許をこれまで経験しているかを聞きましょう。あまりにも離れている分野である場合は、断ってください。得意分野でない場合には、打ち合わせの段階で、技術的な話が通じないことも多々出てくると思います。

例えば、化学系の特許を取りたいのに電気系が得意な事務所に依頼してしまうケース。

 

私見ではありますが、上記のことをチェックする必要はあると思います。

 

また、すべての企業に当てはまることではないですが、チェックすべきポイントがもう1つ。

 

・海外に強い

国内でしかビジネスを考えていない場合はそれでもいいのですが、海外展開を見据えて特許を取ろうとする場合には、海外に強い特許事務所を選ぶ必要があります。

特許をはじめとする知的財産権は、各国独立の権利であって、日本で取得したからといって、海外で通用しません。海外展開を考えている場合には、その国々で別個に特許を取る必要があります。

特許事務所の中には国内専門の弁理士しかいない場合がありますので、海外に強いかどうか、これまでどれくらいの国で月に何件くらい担当しているかを聞きましょう。

 

以上です。

上記のポイントをチェックしておけばだいたい大丈夫でしょう。

それでも、よく分からないという場合には、info@seieisha.jpまでお問い合わせください。

 

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