花火と特許
今日は鴻巣の花火大会でした。
そこで、花火と特許について調べてみました。
まず、日本人で一番最初にアメリカで特許を取得したのが「花火」なんだそうです。
花火の特許はとるべきか?アメリカ特許のパイオニアは花火職人だった - 特許一年生
花火で特許というとなかなかイメージが浮かばないものですね。
花火で特許を取得するメリットって何でしょうか?
花火は製造することだけでも、法的に色々と規制があって、特許を取らなくても参入障壁がハンパないように感じます。
花火に関する特許について調べたところ、花火中の仕掛け構造そのものは無いですね。
使用する材料に関する発明であったり、点火方法であったりと、内部構造を除く発明にのようです。
特許というのは、公開の代償として独占権が得られるのです。
つまり、内部構造そのものを特許としてしまうと、それが公開されて、全世界の人に知られてしまうのです。
そうすると、それまでの経験で工夫をしながら蓄積したノウハウを全世界の人に披露していることになります。
日本の花火はその仕掛けが世界でも類を見ないくらいすごいモノですから、その技術は門外不出としてほしいものです。
このように、ただ単に特許を取得するのが正しいわけではありません。
特許は公開の代償による権利ですから、外に出してはいけない技術・ノウハウをしっかりと見極める必要があります。
特許出願をあまりしない企業では、けっこうノウハウの部分を出してしまうことがあります。
不要な技術流出を防ぐために、ぜひご相談頂ければと思います。